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琴奨菊 [スポーツ]

 朝刊一面に琴奨菊が日本人として4年振りに大関昇進を確実にしたと報じている。まあ目出度いことであり、本人も嬉しいだろうから、素直に喜んでやりたい気持ちがある半面、不安もある。

 ここ数年、いやもっと前からか、大関昇進はいいのだが、誰一人大関の名に恥じない成績を残した関取がいない。昔弱い大関を称して”くんろく(9-6)大関”と呼んでいた。文字通り九勝六敗の成績しか挙げられないという意味である。しかし、近年の大関はそれより弱くて、くんろくにも値しなく、”角番大関”のオンパレードである。大関の権威などどこへ行ってしまったのかと言いたい。負け越し即陥落としない限り、大関に自覚は望めないようだ。


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