初春文楽公演 [芸能]
まずお目出度い寿式三番叟から始まった。いつもの三番叟と違って、舞台後列に太夫がずらり、その前に三味線がずらりと並ぶ長唄の舞台のよう。それも道理で能の「翁」を義太夫節に移したものだという。なかなかに見応えのある舞台だった。
二番狂言は「奥州安達原」、最後が「本朝廿四孝」。ここでは狐と八重垣姫の早変わりを演じた勘十郎に大きな拍手が送られた。
四月公演は、豊竹英太夫の六代目呂太夫襲名披露公演で、「菅原伝授手習鑑」の寺子屋の段がある。
台風一過 [芸能]
声明公演 [芸能]
9月10日文楽劇場で、三井寺と大念仏寺の声明公演がある。本日会員先行予約申し込みがあり、中央ブロック5列目13番席をゲットした。文楽劇場での声明公演は今まで、平成23年9月10日に醍醐寺と真如堂の声明、平成26年9月に智積院の声明を拝聴しており、さらに以前には東京の国立劇場で高野山の声明を拝聴している。
文楽 [芸能]
かねて切符を入手していた文楽劇場四月公演を楽しんだ。ところが、チョンボして十時半に劇場へ入る予定を、何にとち狂ったか、津田駅発十時半の電車に澄まして乗っていたところ、弟から携帯に電話が入って、いま何処?それでやっと自分のトンマに気づいた次第。結局最初の「小松原の段」は見逃した。まあ、お目当ては、最後の「妹山瀬山の段」だったが。千歳太夫と呂勢太夫の熱い語りで力が入って、正直疲れた。終演後、弟と久し振りに梅田の「たこうめ」で呑んだ。あまりほかの飲み屋にはない鯨のおでんが三種もあって味わった。
文楽劇場では十月公演で、三井寺の曼荼羅供と大念佛寺の夕時勤行、という声明の公演が予定されている。これも楽しみだ。
文楽正月公演 [芸能]
神戸の弟と待ち合わせて正月公演鑑賞した。
『新版歌祭文』「野崎村の段」前が呂勢太夫と清治、切が咲太夫と燕三。
『関取千両幟』「猪名川内より相撲場の段」八世豊竹嶋太夫の引退披露狂言、引退披露の口上を弟子の呂勢太夫が勤めたが、なかなかよかった。三味線の曲弾きを寛治さんの孫の寛太郎が披露したが、観客からの拍手を度々貰っていた。始めて聴いたので、面白かった。
最後は、『釣女』、もともと狂言のもので、歌舞伎を経て文楽へ移された作品。
幕が引けた後は、例の如く一杯飲み屋で呑んで帰った。
文楽正月公演 [芸能]
新春公演の十日一部の二等席チケット、19列の25番席を予定していたが、取れず26番席をゲットした。外題は、「新版歌祭文」野崎村の段の切りは咲太夫、娘おみつは吉田和生が遣う。「関取千両幟」は嶋太夫の引退披露、おとわを嶋太夫が語り、猪名川を玉男が使う。「釣女」は正月公演らしく狂言の釣女。神戸の弟を待ち合わせる。
文楽 [芸能]
錦秋文楽公演第一部「碁太平記白石噺」、「桜鍔恨鮫鞘」、「団子売」を神戸の弟と連れ立って鑑賞。太夫陣も住太夫、源太夫、嶋太夫と去って寂しくなった。三味線は寛治、清治と両人間国宝が頑張っているが、人形遣いでは文雀さんが高齢で休演が多くなっており、玉男、勘十郎、和生の三人組がこれからを背負ってゆく。最後の「団子売」は紋壽さんが休演で、勘十郎が代役を務めたが、玉男と二人で華やかな踊りを披露してくれて楽しかった。
ハネた後、一杯飲み屋で呑み、喫茶店で休んでから帰宅した。
文楽 [芸能]
12日に予定していた第一部、二代目玉男襲名披露他は、風邪で断念せざるを得なかったが、今日は体調もそこそこ旧に復したので、出掛けた。劇場に入って早々に入場券売り場に行って、今日の幕見席を確かめた。ありました、「襲名披露口上」と「一谷嫩軍記」の場のチケット、早速入手した。「絵本太功記」は勘十郎の光秀を以前観たことがあるが、今回も同役。亡き親父が微酔い機嫌で「夕顔棚のこなたより現れ出でたる武智光秀」とうなっていたのを思い出しながら観ていた。「天網島時雨炬燵」はいま一つだった。心中物はやはり「曾根崎心中」に勝るものはないと思う。
終わって、いつも行く地下街の飲み屋で時間を潰して、劇場に戻り幕見席で「襲名披露口上」と「一谷嫩軍記」を観た。これからは、幕見席を利用しようと思った。好きな演目だけを、二千円で観られるのだから。
文楽四月公演 [芸能]
会員用先行予約が今日からで、早速4月12日(日)と4月24日(金)の午前の部を予約した。
12日は 『靱猿』、太夫:小住太夫、三味線:藤蔵、人形:勘市、他
『襲名披露口上』 二代目吉田玉男(玉女改め)
『一谷嫩軍記』、太夫:咲太夫、三味線:燕三、人形:玉男、他
『卅三間堂棟由来』、太夫:津駒太夫、三味線:寛治、人形:蓑助、他
24日は 『絵本太功記』、太夫:千歳太夫、三味線:清治、人形:勘十郎
『天網島時雨炬燵』、太夫:嶋太夫、三味線:錦糸、人形:玉男、他
『伊達娘恋緋鹿子』、太夫:文字栄太夫、三味線:清志郎、人形:紋臣、他
12日は、神戸の弟と一緒で、終演後はまた一杯が楽しみ。