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ティク・ナット・ハン師 [読書]

『Old Path White Clouds:Walking in the Footsteps of the Buddha』を翻訳し終えて、MyBooksで製本中だが、次に何をと取り出したのが『Zen Keys』(これは既に藤田一照師の邦訳がある)と『Sayings of the Buddha』著者はティク師ではなくて、Rupert Gethinという佛教学者だが、さて目を通してみると、少々自分の掌には負えない感じだ。『Zen Keys』は禅の知識が 必要で、藤田師も曹洞宗の専門家に助言を仰いだようだ。『Sayings of the Buddha』に紹介されている経典だけの翻訳なら自分でも出来るが、それぞれの経典に付してある著者の序文に引用されている種々の著作が佛教学の造詣に欠ける自分にはとてもじゃないが手に負えない。

そこで、ハン師の『Living Buddha, Living Christ』をアマゾンからキンドル版を取り寄せたので、これの翻訳に取りかかることにした

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本屋 [読書]

以前は大阪へ出ると、必ず曽根崎に在った旭屋書店へ行ったものだが、ある日訪れると姿が消えてしまっていた。爾来、丸善・ジュンク堂の梅田店へ足を運んでいたが、電車を降りてから結構歩かねばならない。そこで、ウエブで調べてみると、大阪本店が堂島に在ることが分かった。そこで、昨日北浜の阿み彦(鰻料理)へ行く前に足を向けた。お目手の本を手にしたが、どうも梅田店のほうが内容が充実しているように思えた。洋書コーナーも見たが、やはり日本橋の丸善本店には遥かに及ばない内容だった。丸善本店は今も健在なんだろうか。

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杉本章子さん [読書]


愛読していた宇江佐真理さんが亡くなられて寂しく思っていたが、何かを読んだ時に女流時代小説作家として、宇江佐さんと双璧だとして杉本章子さんの名前が挙がっていた。それまで全く読んでいなかったので、早速図書館で検索して、「お狂言師うきよ暦」の連作と、「信太郎人情始末記」の連作を読んで、すっかり嵌まってしまった。今流行の文庫書き下ろし作家の物とは読み応えがまるで違う。いわゆる文庫書き下ろしは、その嚆矢たる佐伯泰英を筆頭として、職人を自称しているが、本当の職人さんにすればふざけなさんな、と言いたいところだと思う。本当の職人は、木工であれ、漆器であれ、職人生命を懸けて一作一作造るのが職人だと思うが、文庫書き下ろし作家の作品には、パソコンに記憶させておいて、ポンとクリックすると出てくるような常套文句が溢れている。そんなもの読まなきゃいいだろうと、言われればそれまでだが、時間つぶしにはあれ以上便利なものはないので、ついつい読んでしまう。
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訃報 宇江佐真理さん [読書]

宇江佐真理さんが亡くなられた。まだ60歳台、これからもっともっと書いて欲しかった人だ。楽しみにしていたオール読み物の連載『髪結い伊佐次捕物控』、伊与太と茜の行く末も作者と共にあの世へ行ってしまった。
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MARUZEN・ジュンク堂書店 [読書]

 ジュンク堂書店へ行った。旭屋書店と違って、大阪駅からちょいと歩かないといけないのが難だが、内容は文句なし。佛教書コーナーも充実していた。ティク・ナット・ハン師の翻訳書も結構多く棚にあった。翻訳していて漢訳名が判らなかった経典名も、棚にあったパーリ佛典を紐解いていたら出て来た。いずれは国会図書館関西館へ行って関係図書を借りだして一挙に調べねばなるまいが・・・・・。結局、「佛教学辞典」と興福寺貫首多川俊映師の「唯識入門」を購入して帰宅した。
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高峰秀子さん [読書]

デコちゃんの愛称で知られた大女優だが、彼女の映画を観た記憶がない。その彼女が何故このブログに、だが、ここ二週間ばかり図書館から借りだした彼女関係の本を毎日読んでいる。彼女自身が、エッセイスト賞を取った『わたしの渡世日記』を初め、最愛の旦那さん、松山善三氏との『旅はみちづれ』三部作、『私の梅原龍三郎』、『人情話松太郎』ほか、それと後に養女となった斉藤明美さんの松山夫妻との交情を綴ったものなど興味深く読んでいる。
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『アップデートする仏教』 [読書]


 藤田一照老師と山下良道老師の対談を記録したものである。冒頭、現在の日本佛教を佛教1.0、ミャンマー、タイ、スリランカといった東南アジア諸国及び米国における佛教を2.0、そしてそこから上にアップした佛教を3.0、というふうに紹介されていて、ほかならぬ佛教1.0 の世界にいる自分としては、何だか上からの目線で物申されている感じでカチンと来たが、読み通せばそういうことではなくて、お釈迦様の教えから段々と逸脱してバージョンダウンしてきた佛教を今一度アップデートしてお釈迦様の原点に戻るにはどうすればいいか、というお話だったと理解する。
 一番関心を惹いたのは、「体の中で体をみる」ということで、これは既に読んだティク・ナット・ハン老師の著作の中でも何度も目にした教えで、山下老師もそこに言及されている。このことに一番関心を持つが、一番自分の身に即して解らない点だとも思う。今読んでいるティク・ナット・ハン老師の著作『Transformation and Healing』にも "look deeply at the body in the body" という表現が出ており、the body が feelings, mind, そして things to be observedと四つのことを念じるのを説いているのが、『四念處経』(中部阿含経#10)でハン老師の上の著作はこの経典に基づいている。
 山下老師はホームページを開いておられ、京都でも瞑想会を開かれているようなので、機会があれば一度出掛けて教えを乞うてみたい。

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『佛に親しんで』(改訂版) [読書]

 年初から推敲に推敲重ねて製本に出していた標題の本が出来上がって送られてきた。初版より頁数も増えて、いい出来具合だ。もう少し安価で出来れば言うことないのだが・・・・・。推敲を重ねたつもりだったが、読んでいると二カ所誤りがあった。「絞る」とすべきところが「搾る」になっていたのと、「高野山東京別院」の「院」が脱字になっていた。

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 推敲作業ですっかり肩を凝らしたので、昨日から鍼灸院で身体をもみほぐしてもらっている


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駒澤大学電子図書館 [読書]

 以前このブログの MyBooks アプリで製本した『佛に親しんで』の改訂版を出そうと推敲作業しているが、中の一本『身心脱落』の記事は、駒沢大学電子図書館からダウンロードした石井修道先生の、『徹通義介の「身心脱落の話」について』を種に書いたものだが、一部不審な点があり原本に当たろうとしたが、以前プリントアウトしていたのが見つからない。万止むを得ず、図書館にメールして仏教学部研究紀要68号をどう検索したらいいか問い合わせたところ、早速丁寧な教示があった。以前よく検索していたのと方法が変わっていた。指示通りに検索して、石井先生の論文をダウンロードし疑問点を解明した。


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忠臣蔵 [読書]

 先日BSプレミアムで映画『最後の忠臣蔵』を観た。主演は役所広司と佐藤浩市。二人は共に大石内蔵助に命じられた秘密の内命を遂行するために世の謗りを受ける運命を担った。役所広司演じる瀬尾孫左衛門は大石家の用人(陪臣の身柄)だが義挙に参加しながら決行前日に姿を消した。それは大石の頼みで山科にいる可留とその娘可音(大石の隠し子)の面倒をみるためであった。一方、寺坂吉右衛門はただ一人の足軽の身分で義挙に参加し、吉良邸討ち入りにも参加したが、泉岳寺へ引き上げる途中にこれまた大石の命で義挙の一団から脱して、瑶泉院と広島の浅野本家への義挙の報告、さらには浅野家旧臣の面倒をみるという大役を仰せつかっての逃避行であった。大石の隠し子を演じた桜庭ななみという女優さんは初見だったが可留役にぴったりであった。
 そこで、図書館から池宮彰一郎原作『最後の忠臣蔵』を借りだして一気呵成に読んだ。なかなか読み応えを覚えた作品だった。瑶泉院を何故か「ようせんいん」と振り仮名していたが、これは「ようぜいいん」が正しいようだ。
 図書館では12月の義士祭にはまだ早いが、忠臣蔵関係の図書を纏めて一つの棚に陳列していたので、湯川裕光(初見)著『瑶泉院』を借りだして読みかけている。

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