老い

思い返してみると、７０歳台は元気だったな。佛書の翻訳に打ち込む一方、お寺めぐり、ラグビー観戦と出かけることが多かった。８０歳台に入って、めっきり己れの老衰振りを痛感する日々を送っている。死が目前という意識が頭から離れることがない。身体の至る所がそれを突きつけてくる。

死、生と共に人の必ず通過すべき場。それが７０歳台まで全く意識することがなかったのは、やはり身体が無事でのほほんと過ごしていたからだろう。老いを身体の至る所に覚えると、嫌も応もなく死を思わざるを得ないということかな。

誕生日

　馬齢を重ねて今日で８７歳。年少の頃ここまで生きながらえるなど思いもしなかった。当時の考えでは６０歳代が

人生終焉を迎えるものと考えていたように思う。

年々衰えを感じるが、最近はその想いがさらに強まっている。

誕生日

９月２６日、８２歳の誕生日を迎えた。昭和9年９月２６日（西暦１９３４年）兵庫県多可郡中村で生誕。警察官であった亡父の転勤で、西脇、加古川、神戸と転々としたようだが、記憶には全く残っていない。最後、警察を辞めて民間の会社に移ったのが、尼崎でそこで国民学校へ入学したが、二年になって祖父が歿して長男である父が家を継ぐために、兵庫県佐用郡幕山村大垣内（現在は佐用郡佐用町大垣内）の実家に帰って百姓となり、自分も幕山国民学校へ転校となった。都会の子供と田舎の子供との差は当時は大きかったので、すぐに級長となったが少々鼻持ちならぬ生徒であったかも知れない。しかし、隣町の高校へ入った時は、その町の生徒達に少し先んじられていたように思った。二年の時に父親に泣いて諫められてから、小説（英、露）ばかり読むのを止めて、勉強に本気に取り組むようになって、英語の成績は特によくて、全校模擬試験で英語の成績はいつも三年生を凌駕して、同クラスの志水君と百点満点を奪い合っていた。しかし、数学の成績は惨憺たるもので、試験はよく白紙で提出したものだから、担当の山根先生が「英語のようにいかんかのう」と苦笑していたのが今も記憶に残っている。（続く）

あー、しんど！

鉢の水遣りをする、前の道路に落ちている落ち葉を拾い集める、部屋へ帰ると、ドタンと横になって「あー、しんど！」。常套句だ。これが生活のリズムになっている。

父の日

父の日を祝って、娘からプレゼントが贈られてきた。長女からは恒例のサントリーウイスキー「白州」、三女からは渋い甚平、採点の辛い家内が「なかなかいいやんか」と珍しい賛辞。いつもながら、嬉しいことだ。これで次女が在世なら何を贈ってくれただろう、と思うと口惜しさが蘇る。

高齢者講習

９月の運転免許更新を控えての高齢者講習を枚方自動車教習所で受けた。三度目だ。最初に眼の検査で、静止・動体視力及び視野検査。動体視力は３０歳～５９歳台の平均相当。視野は１７０度で４０～５０歳相当。運転適性は同年代では最高点の５だが、標準（何歳台か不明）では２。認知機能検査の結果は、７６点以上が記憶力・判断力異常なしで、８５点であった。まあ年相応に若者に較べたら、すべての点で低下しているのは否むことは出来ないが、年よりは若いという結果だろう。

お粗末の一席

台所の天井灯（蛍光灯）がおかしくなって、点かなくなり、正月を前にしてなんとかせねばと焦った。今から考えると、グロー灯が駄目になっていたんだと判明したが、その時は器具そのものが駄目になってしまったから、と居間の天井灯同様にLEDに変えようと、ホームセンターへ赴いたが、年内は工事のサービスは無理です、と言われて、ジョーシン電器へ行ってみると、明日には伺えますという返事。一応ご自分で取り付けてみられて、駄目な場合はすぐに電話下さい、明日サービスの者を行かせますとのことで、購入して持ち帰り自分で取り付けたが、点灯しない。いろいろと試みたが結局駄目だったので、ジョーシンに電話したら、サービスの者が一人空きましたから、今日伺わせますとの返事。さて、サービスの人が来て、いろいろとやったが、点灯しない。「器具不良かな？」と呟いていたが、一度居間の天井灯と交換してみましょう、とのことで交換したら、ちゃんと点灯したので、器具には問題なし、となって次に天井の取り付け器具の不良かと、新品に取り替えたがそれでも点灯しないので、サービスの人も頭を抱えて、「配線に不具合がるのかな？」。そうなると、天井裏に入り込んでの作業とおおごとになる、と頭を抱えた時、彼が壁のスイッチを見て、「これはどこのスイッチです？」と聞くので、それは浴室のです、と答えたら、「それならこの部屋のスイッチも在るでしょう？」、と聞かれてハッと気付いた「壁面スイッチはありません」と言っていた自分の大チョンボに。

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My 81st Birthday

今日で馬齢八十一歳を数えるに至った。特段の感慨もない。

INAC神戸のファンクラブから例によって仲田歩夢選手のBirthday Card を送って来てくれたが、PDFなのでここへ表示出来ないのが残念。

そうだ、今思い出したが、53rd　Wedding  Anniversary　だ。

My Book

　『般若心経』ティク・ナット・ハン師訳・釋の翻訳を終えて、推敲も済ませたので、ブログのアプリ「Mybooks」で、体裁を整えて、３冊注文した。兄と妹に贈るつもり。

　あと、同師の『転易と癒やし』の推敲、製本が残っている。秋までには本にしたい。

製本

　ティク・ナット・ハン師の『魂の覚醒』収載の『The Heart Sutra』を訳了したので、ブログの製本アプリで製本するべく、今製本アプリから送られて来た原稿を推敲している。心経自体僅か２６０余文字の短い経典なので、師の釈義を含めても、B6版で１００頁に満たない小冊子になりそう。八月中には本を手許にしたい。