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人生の特等席 [映画]

 枚方シネプレックスでクリント・イーストウッド主演の「人生の特等席」(原題名 Trouble with the Curve)を観た。

 イーストッド演じるガスはプロ野球のスカウトを長年やってきて周囲からは引退をほのめかされている老人。妻は早く亡くし残された一人娘は親戚に預けたり、寄宿舎生活をさせたりして、ろくろく父親らしいことをしてきていなく、弁護士として腕を上げ事務所のパートナーにひきたてられようとしている娘とは別々に暮らしている。

 そんな彼が目を悪くしているのを察した上役が娘に連絡して呼び寄せる。事務所から休暇を取った娘(ミッキー)との生活、彼がスカウトして球界に入れたが、肩を壊してスカウトをしているジョニーとの交情、各球団から目をつけられている強打者の弱点を見抜いたガスが、球団に採らないよう進言したが、ガスと対立するフィリップが強硬に首脳部に勧めて採用をきめたところへ、ミッキーが見出してきた左腕投手と対決させると、全く打てないという結末を迎え、フィリップは馘となり、ミッキーとジョニーとは結ばれ、ミッキーはガスを後を継いでスカウトになるというお話。まあ、イーストウッドはこういった役割が実にぴったりとしてきた。なお、人生の特等席というのは、劇中でのガスの台詞をタイトルとしたもの。


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