Waltzing Matilda [追憶]
Waltzing Matilda
オーストラリアが英連邦から独立する時、国歌にするか談義があったと聞くが、結局国歌には意見投票の結果別の歌「Advance Australia Fair」が多くの票を集めて選定された。しかし、ラグビーのテストマッチなどで、「Advance Australia Fair」が斉唱されたあと、ギターを手にした男性歌手が「Waltzing Matilda」を歌い、スタンドも唱和しているのを観たが、まさしく国民歌といえよう。
私がこの歌を始めて耳にしたのは、30代のはじめの頃社用でオーストラリアへ出張した時のことだ。ブリスベーンの取引先の社員が自宅に招待してくれた時、その家のお嬢さん(中学生くらいの年格好だった)が歌ってくれて、歌詞をメモしてくれたことがあった。
ウエブサイトからコピーした歌詞の一番のみを紹介する;
Once a jolly swagman camped by a billabong 一人の陽気な放浪者
Under the shade of a coolibah tree 川沿いの沼地のそばで野宿をしてた
And he sang as he watched ユーカリの木陰の下で
And waited ‘til his billy boiled お湯が沸くのを待ちながら歌ってた
“Who’ll come a-Walzing Matilda, with me?” 「誰と一緒に旅に出ようか?」
Chorus: コーラス:
Waltzing Matilda, Waltzing Matilda マチルダ担いで放浪の旅
Who'll come a-Waltzing Matilda, with me 誰と一緒に旅で出ようか?
And he sang as he watched お湯が沸くのを待ちながら歌ってた
and waited 'til his billy boiled, 誰と一緒に旅に出ようか?
"Who'll come a-Waltzing Matilda, with me?"
この歌をiTunes Store から購入した。歌っているのは、Beck Sian というオーストラリアの女性歌手だ。歌詞の雰囲気が伝わってくるような物憂い調子の歌唱である。
これを聴く度に、オーストラリアで過ごした日々を思い出す。数多くの外国出張をしたなかでも矢張り最初の国でもあり、また六ヶ月の長期滞在でもあって、思い出は尽きないものがある。
コメント 0