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忠臣蔵 [読書]

 先日BSプレミアムで映画『最後の忠臣蔵』を観た。主演は役所広司と佐藤浩市。二人は共に大石内蔵助に命じられた秘密の内命を遂行するために世の謗りを受ける運命を担った。役所広司演じる瀬尾孫左衛門は大石家の用人(陪臣の身柄)だが義挙に参加しながら決行前日に姿を消した。それは大石の頼みで山科にいる可留とその娘可音(大石の隠し子)の面倒をみるためであった。一方、寺坂吉右衛門はただ一人の足軽の身分で義挙に参加し、吉良邸討ち入りにも参加したが、泉岳寺へ引き上げる途中にこれまた大石の命で義挙の一団から脱して、瑶泉院と広島の浅野本家への義挙の報告、さらには浅野家旧臣の面倒をみるという大役を仰せつかっての逃避行であった。大石の隠し子を演じた桜庭ななみという女優さんは初見だったが可留役にぴったりであった。
 そこで、図書館から池宮彰一郎原作『最後の忠臣蔵』を借りだして一気呵成に読んだ。なかなか読み応えを覚えた作品だった。瑶泉院を何故か「ようせんいん」と振り仮名していたが、これは「ようぜいいん」が正しいようだ。
 図書館では12月の義士祭にはまだ早いが、忠臣蔵関係の図書を纏めて一つの棚に陳列していたので、湯川裕光(初見)著『瑶泉院』を借りだして読みかけている。

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